パトンパパ調べ
パトンが9歳になった頃、光の加減なのか目が少し白く濁っているように見えることがあった。最近、仲良しのボーダーコリーも同じように少し白く見えることがあるらしい。小型犬が白内障になっているのは良く見るけど、ボーダーコリーもならないわけではないので、一度調べてみることにした。
日本の動物病院で処方する点眼薬は進行を抑制する効果のみで、症状を改善するには手術するしかないと言われています。しかしアメリカでは症状が改善する点眼薬が認可されているようです。
白内障とは、目の中の水晶体の一部や全体が白く濁った状態をいいます。犬の白内障は遺伝によるものが多く、実際にどのようにして水晶体のタンパク質が変性して濁るのか、詳細はわかっていません。遺伝以外の場合は、目の病気から続発する、糖尿病などのほかの病気によって両側性に発症する、目の重度の外傷によって発症するなどのケースがあります。
(注意)※白内障とよく似ている核硬化症白内障と同じように、水晶体が白く見える症状に核硬化症というものがあります。水晶体の中心部(核)が老化とともに白く見えるようになってくるもので、これ自体で視力を失うことはないので、通常は治療の必要はありません。
・目が白く見える・瞳孔(どうこう)が常に開いている・物にぶつかる・つまずく・壁伝いに歩く など
初期には、夜暗いときにだけ視覚障害があわられます。しかし、住み慣れた家の中では物の配置を覚えているため、ぶつかったり、つまずいたりしないことも多く、目がよく見えていないことに気がつかないこともあります。
また、目が見えない不安から攻撃的になったり、夜鳴きをするようなこともあるのでそのあたりも注意しておきましょう。白内障から緑内障が続発することもあるので気をつけましょう。
白内障とよく似た外観を呈する病気として「核硬化症」(かくこうかしょう)があります。これは加齢に伴って発生する水晶体の硬化と白濁であり、通常は視覚障害を伴いません。初期の白内障と鑑別する際は「徹照法」(てっしょうほう)と呼ばれる方法が用いられます。これは瞳孔の中に光を照射し、眼球の奥にあるタペタム層からの反射光を観察するというものです。白内障では水晶体の濁りによって途中で光が遮られ、灰~黒の点が現れますが、核硬化症の場合はこうした不連続な部位が現れません。
遺伝、糖尿病、ほかの眼の病気などが原因となります。
糖尿病で白内障になるのは、水晶体での糖代謝の関与がわかっています。糖尿病で血液中の糖分が高いとき、眼球内の液体(眼房水)の糖分も高くなります。
すると、水晶体が糖を代謝するための酵素を使いきってしまいます。その場合、代わりの酵素が糖を代謝してくれますが、糖を代謝する際に別の物質が生じます。その物質は水晶体内に残るため、浸透圧が働き、周囲から水晶体の中へ水分が入ってきてしまいます。それにより、水晶体が破壊されタンパク質の変性が起こります。
遺伝性の白内障は多くの犬で認められていて、
などがあげられます。
日本の動物病院では
点眼や内服薬などの内科治療は、主に白内障の進行を遅らせることを目的に行います。しかし、一度失われた視力を取り戻すことはできません。
と言われてきましたが
アメリカで認可されている点眼薬には症状が改善するものがあります。
外科治療は眼科の専門医で行われ、眼底などの機能が正常である場合に可能です。水晶体を取りのぞき、人工の眼内レンズを目に入れることで再び目が見えるようになります。
手術費用はそのケースにもよりますが、30〜40万円くらいかかります。
クララスティルは、犬の白内障の治療に適した点眼薬となります。犬も人間と同じように目の病気にかかります。一般的な目の病気として、角膜炎、結膜炎、硫涙症(涙やけ)、緑内障、白内障などがありますが、中でも白内障は人間同様に老化が殆ど原因となり、罹病率が高い病気と言われています。白内障の病気にかかると、透明である目の水晶体が少しずつ濁っていくことで視力が低下し、日常生活に支障が出るようになります。また、白内障を放置しておくと、失明する場合もあります。クララスティルの成分である「Nアセテルカルノシン」は、目の水晶体の濁りを抑制する作用があります。点眼で目に入ると、成分「Nアセテルカルノシン」が天然のカルノシンに変わり天然酸化防止を促進します。その結果、水晶体の酸化を抑制し回復させることができます。また、この作用は10年以上の臨床実験で証明されており、また、安全性面でも欧州の医薬品安全規格を取得している優れた点眼薬となります。
クララスティルと同じ成分という安価な、C−NACという点眼薬もあるようです。
内容量5ml 2930円
内容量10ml 2811円